名宰相の誉れ高かった中国の故周恩来首相は、普段の睡眠時間は平均3時間で徹夜も珍しくなかったという。内外政全般の実務を担い、北京市内の日々の糞尿(ふんにょう)回収量まで報告させていたというから無理もない。
1974年6月にがんで入院し、76年1月に死去するまで、13回の手術を受けながら、院内で20回の会議を主催、院外の会
議にも20回出席し、63組の外国人と会見した(『周恩来年譜』)。建国以来26年間、周氏は首相として、国家と国民に奉仕し続けた。
周恩来氏ほどではないにせよ、温家宝現首相も最も多忙な指導者で、国情について精通している。毎春恒例になっている全国人民代表大会(全人代)後の記者会見では、政策通ぶりを誇示するが、今年の冒頭発言には Lineage rmt
悲壮感さえただよう感情があらわになった。
「前途は、いばらに満ちている」「困難を解決する唯一の方法、出口、希望はわれわれ自身の努力にある」「九死を恐れず今後3年(の残り任期)の仕事にあたる」といった言葉は、現状への危機感を反映していた。しかし次の言葉にはいささか驚かされた。
「私はわが国家を深く愛している」 rmt ドフス
言わずもがな、ではないか。そう思ったが、知り合いの知識人によると、そうではないらしい。中国の官僚は、国や国民の利益よりも私利を図っているとの「世論」がインターネット上で広がっており、温首相はそれを意識したのではないか、という。
2年ほど前からの流行語に「裸官」がある。「裸体官員」(はだかの官僚)の略で、海外に家 rmt Atlantica
族を移住させ、中国に単身残って、汚職や公金横領で荒稼ぎしたカネを送金、いずれ自らも海外に逃れる官僚を指す。
温首相の記者会見の数日前、全人代代表でもある共産党中央学校の林哲教授が中国メディアにその実態を明らかにした。それによると、1995?2005年の10年間に海外に家族を移住させた裸官は118万人に上るという。その手口は rmt dragonica
、特権を利用して子女を留学させることから始めることが多いらしい。
これとは別に、身の危険を感じた官僚が単身国外に逃亡し、後から家族を呼び寄せるケースも少なくない。中国メディアが報じた中国当局の非公式統計では、05年までに国外に逃亡した汚職官僚は4千人を超え、直接の被害額は500億ドルと推定されているが、実際はこれを大幅に
上回るといわれている。
中国政府は90年代後半以来、子女を自由に海外留学させられる指導幹部に、家族の海外定住の報告を義務付ける規定を設け、強化してきたが、効果は上がっていない。今年2月、監察省が今年の活動重点に官僚の家族らの海外移住防止を挙げたのもそのためだった。
中国の社会学者らは、裸官現象を招いた腐敗の防止の
ため、資産公開法を制定し、官僚の蓄財を監視するよう提言してきた。昨年、温家宝首相は資産公開法に積極姿勢を示し、今年の全人代に上程の方針だった。
しかし抵抗が強く、資産公開の対象から不動産や家族の資産を除外するなど骨抜きになったにもかかわらず、政治局会議で見送りが決まったという。中国筋によると、海外口座への資金流出を促し、
腐敗防止の決め手にならないというものだった。
中央、地方の指導者を含め、中国の高官が子女を海外に留学させたり、海外に預金口座を持ったりしているのは常識である。指導者の家族がさまざまな事業で巨額の富を得ているケースも同様だ。最近、胡錦濤国家主席の息子が投資会社から研究機関に転職したと伝えられたが、これはほとんど例外だ。
温家宝首相は記者会見で「公平と正義の実現」を強調した。前者は貧富の格差の是正、後者は腐敗撲滅が中心だが、どちらも悪化の方向にある。「私は愛国者」との言葉がむなしく、悲痛に聞こえた。
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引用元:宮崎市歯科の総合情報サイト
Dickenses
12 年前
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